» Archive for April, 2008

仏Orange、電子新聞リーダー端末Read&Go試用テストへ

Friday, April 18th, 2008 by Nobuko Fujieda


フランス通信事業者Orange(オレンジ)が同社の3G回線を利用する電子新聞リーダー端末「Read&Go」テストユーザー参加者およそ150名を募集。今回の試用テストではフランス5紙(Le Monde、Le Parisien、Les Echos、L’Equipe、Télérama)が参加。コンテンツは1時間ごとに更新されるとされています。データ保存容量は新聞200部以上に相当する1 Gb。また30タイトル程度の書籍を含む予定

Orange広報担当者が語ったところによると「(競合メディアは)インターネットではなく、印刷メディア」で同デバイスの持つ利点として、アマゾンやソニーなど電子書籍リーダを手がける他社とは異なり「請求書を(携帯電話サービスと)まとめて支払える点」などを上げています。Orange社は今後「広告収入による」ものなど多様なモデルを検討するとのこと。

ちなみにOrange社のプレスリリースはこちら。Read&Goデモ動画はこちら(リンク先で音声が流れます)。

MVNOのTracFone、低所得者層向けに割安でサービス提供。差額は政府が負担

Friday, April 18th, 2008 by Nobuko Fujieda

TracFoneはAmerica Movil傘下のMVNO。今回発表されたサービスは低所得者層向けに割安価格でサービスを提供する代わりに、その差額を政府が負担するというもの。人口の少ない地方や都市部の低所得者層が大半を占める地域などを対象にしています。今回、対象となるのはニューヨーク、バージニア、コネティカット、マサチューセッツ、アラバマ、ノースカロライナ、テネシー、デラウェア、ニューハンプシャー、ペンシルバニア、ワシントンD.C.。TracFoneが拠点を置くマイアミ州の名前があがっていないのがちょっと不思議な気もしますが、こちらは別途申請手続きが必要とのこと。

TracFoneの契約者数は950万。複数のキャリアからの回線を利用しています。MVNO各サービスは高度な付加価値を目玉にするもの、低価格価格をセールスポイントにするタイプに分かれますが、低価格路線MVNOにとって、今回のような行政によるサービス分野へ進出というのも一手かもしれません。

低所得者層への携帯電話サービスに対して行政が負担するというのを見ると携帯電話サービスが生活必需品として考えられているのが伺えます。

HipCricket、ヒスパニック系ユーザーを対象にしたマーケティングキャンペーンを発表

Thursday, April 10th, 2008 by Nobuko Fujieda

Hipcricketはラジオやテレビ局向けにモバイルマーケティングキャンペーンを手がけているスタートアップ企業。今回、ヒスパニック系ユーザーを対象にしたキャンペーンを発表。参加メディア企業はBustos Media、Lotus Communications、Davidson Media Groupなど。

同キャンペーンは、参加に同意したユーザーのみを対象としたオプトイン方式のもの。ヒスパニック系人口はアメリカ国内一番のスピードで増加を見せており、成人人口として携帯電話のみを利用する割合が最も高いとされています。また、英語を利用するヒスパニック系人口はモバイルメディア、インフォメーションの利用に積極的とされています。

Hipcricketは昨秋からロンドンのAlternative Investment Marke(AIM: 新興企業向け株式市場)で取引を開始しているというのも面白いですね。

独自ブランド、ニッチ重視のMVNOサービス提供をうたったSonopiaが事業撤退か?

Tuesday, April 8th, 2008 by Nobuko Fujieda

アップデート(米国時間4月10日):「Sonopiaは、まだ存続しているが人員規模を縮小。既存ユーザーはサービス利用継続可能。ヨーロッパ展開を視野に入れているが、最終的な決断はまだ」ー設立者Juha Christensen氏発言から(ビジネスウィークMocoNews)。

Sonopiaは非営利団体など社会的な価値観を共有する人たちが独自ブランドの携帯電話サービス展開を可能にするニッチ重視のMVNOサービスを提供。同社CEOのJuha Christensen氏はシンビアン立ち上げに関わり、その後マイクロソフト、マクロメディアでも重役に就任。「MVNOの成功で知られるヨーロッパの方式をアメリカ国内でも取り入れる」としていました。Sonopiaの資金調達額はトータルで$21.5M(2150万ドル)。

撤退のうわさは、以前Sonopiaに関わっていた人物のブログで伝えられているもの。関係筋からの情報として、Sonopiaは「すでに、アメリカ国内の人員を3月末でレイオフ」した、と書かれています。

失敗の理由としては、回線を提供しているベライゾンとの契約内容がSonopiaサイドにとって厳しいものだった、サービス運営にかかる手間が多すぎたのでは、など。

Sonopiaサイトにアクセスした時点では、事業撤退などの発表は確認できず、正式なプレスリリースもまだ見当たりません。また、正式な発表があれば、フォローしたいと思います。

ノキア「N-Gage」、オープン

Friday, April 4th, 2008 by Nobuko Fujieda

ノキアのゲームサービス「N-Gage」がオープン。公式発表はもう少し先とのことです。

対応機種は5種。これら端末の売上げ台数はトータルでおよそ1000万から1500万とアナリストは予測。携帯電話向け主要ゲームパブリシャーであるElectronic Arts Inc、Gameloft、Glu Mobileなどが同サービスに参加しています。ノキアが先月発表した内容によれば、2008年半ばまでに25から30程度のゲームタイトルを提供予定となっています。

リサーチ企業Informaによれば、モバイルゲームの売上げは2012年に$7.2B(72億ドル)規模に達するとしています。ただ、以前にもこれと同様の予測ってありましたよね。

子供向けMVNOサービス「Kajeet」位置情報対応サービス発表

Thursday, April 3rd, 2008 by Nobuko Fujieda

今年のCTIAではモバイル検索「Yahoo oneSearch」に音声対応技術が採用されたことなどが伝えられました。

ベンチャー企業の中で目についたものといえば、子供用携帯電話サービスKajeetが位置情報サービスの提供開始を発表したことでした(Kajeetについての過去記事はここここ)。保護者と子供を対象にGPSサービスを提供するというのはMVNOとしては唯一のものだそうです。

kajeetは子供を対象としたサービスですが、対応端末5種は一見したところ、子供むけ端末とはわからないほど。

ただ、各種モバイルキャリアが家族割引などのサービスを提供している中、どうやって対抗していくのかは、まだこれからといったところでしょうか。

ヒスパニック系ユーザーを対象にしたMVNOのMovida Communicationsが会社更生法適用申請へ

Wednesday, April 2nd, 2008 by Nobuko Fujieda

Movida Communicationsが会社更生法適用を申請しました。申請理由については、主に競争激化、スプリントとの契約内容に制限が多かったこと、などを上げています。

同社は2005年設立、スプリントの回線を利用して、プリペイドサービスをヒスパニック系ユーザーに提供。昨年$40M(4000万ドル)を資金調達したばかり。3月初め時点での契約者数は267,000WSJによれば負債額はおよそ$100M(1億ドル)、主な債権者としてはスプリント社の$15.9M(1590万ドル)が最大と見られています。Movida Communications社の資産額は$10M(1000万ドル)から$50M(5000万ドル)と推定されています。

携帯電話関連で気になったニュース

Tuesday, April 1st, 2008 by Nobuko Fujieda

CTIAの時期には各社プレスリリースが多数発表されますね。気になったものをいくつかメモしておきます。

  • iPass、個人ユーザー向けWiFi Hotspots、3Gブロードバンド接続対応サービスを発表
  • ノキア(Nokia)、タブレットタイプ端末にスプリント(Sprint)WiMaxを採用。「端末そのものを販売するかたち」
  • ソニー、AT&T携帯電話で映画(作品の一部などではなくストーリの一部始終全編)を提供予定
  • 移民層向け、モバイル送金を手がけるプリペイドサービス「Trumpet Mobile」発表