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Nokiaがモバイル広告ベンチャー企業Enpocket社を買収

Wednesday, September 26th, 2007 by Nobuko Fujieda

モバイル広告を手がけるEnpocket社をNokiaが買収したことが先週発表されましたね。買収金額などは未公表、完了時期は第4四半期予定。EnpocketはSMS、MMS、それに動画形式でのモバイル広告配信を手がけるベンチャー企業。提携企業にはMasterCard、Vodafone、Telefonica、Pepsiなど

Enpocket社のCEOMike Baker氏が今年3月のCTIAでClickZサイトに語ったところによれば、同社の強みは、モバイル広告業界にありがちな細分化されたサービスではなく一貫したモバイル・マーケティング・キャンペーンをマーケティング担当者に提供可能である点。「インターネットとモバイルは異なる媒体であり、インターネットの提供内容をそのままモバイルに持ってくるのでは通用しない」とも述べています。また、特徴は、「ソリューションの技術面での強さにくわえ、分析能力にも長けている(Ovumアナリスト:Eden Zoller氏)」とのこと。

一方のNokiaサイドで注目されるのが、同社がインターネット・ポータルサイト「Ovi」を立ち上げている点。同サイトには写真、音楽(Nokia Music Store)、地図(Nokia Maps)などのカテゴリーが表示されていますが、詳細はまだこれからのよう。ちなみに、同サイトにアクセスした時点では「N-Gage」端末(2007年11月リリース予定)がプロモーションされています。

Google、携帯電話サイト向けAdSense発表

Wednesday, September 19th, 2007 by Nobuko Fujieda

すでにレポートされていますが携帯電話向け「Google AdSense」が発表されました。ところで、AdWordsのGoogleMobileデフォルト設定は「モバイル配信に参加する」、というふうにオプトインに設定されているとのこと。ユーザーが、GoogleMobileで広告配信を希望しない場合は、自主的に「GoogleMobileでの配信を希望しない」と、同意しない(オプトアウト)旨を意思表示しなければいけないことになります。

Googleは、ウェブでユーザー層を確保したサービスとしての有利性を、モバイル広告進出に際しても利用する方針のようです。Googleが、ウェブでの強みを活かして今後どのように携帯電話ビジネスに進出するのか動向が気になりますね。

モバイル広告は、アメリカの携帯電話業界でも注目される分野の一つ。Googleの動きが、モバイル広告を手がけるスタートアップ企業各社に与える影響も興味深いものがあります。

アップデートRussellさんのサイトにGoogleとAdMobのモバイル広告について面白い比較表が掲載されています。 初日はAdMobが優勢、二日め、三日めと続き、4日めにGoogleのモバイル広告がAdMobに追いついた、そうです。

アップデート:Goog411、Google Labsを卒業

Wednesday, September 19th, 2007 by Nobuko Fujieda

先だって、試してみたGoogleの音声入力によるモバイル検索サービス「Goog411」。その際には、「Google Labs」のサービスと紹介しましたが、その後、ラボを卒業したとレポートされていました。実際、Googleサイトにアクセスしてみると確かに「Graduates of Labs」ページにGoog-411がリストされています。

試してみた際の使いやすさが印象に残っているだけに、「卒業」も納得です。これから、音声入力による番号案内が普及するのか、音声認識技術のレベル向上や、同技術のビジネス利用方法なども面白くなりそうです。

「パーソナルな媒体」という携帯電話の特性を活かして視聴者データを収集

Tuesday, September 18th, 2007 by Nobuko Fujieda

Integrated Media Measurement(IMMI)は携帯電話を利用し視聴者データ収集方法を提供する会社。モバイル広告というのとは異なりますが、携帯電話の持つ「パーソナルな媒体」としての要素を利用し、新しい形でのデータ収集を目指している点で面白いと思います。

同社は、同サービスのモニター参加者に特別の携帯電話端末を提供。モニター参加者が2年間常時携帯電話を「携帯する」ことで、携帯電話利用料金全額を負担。「30秒ごとに10秒づつ」テレビ、ラジオ、デジタルビデオレコーダー、それにスポーツイベントやコンサートまでのサウンドを対象に録音、解析。IMMIによると、モニター参加者のうち、広告を聞いた人、また、広告を視聴した後、実際に購買行動に結びついたか、までを追跡できるそうです。気になる人間同士の会話などは騒音として無視されるそうです。

広告ビジネスに欠かせないユーザー行動データの収集として、最近話題になったものには他に「Portable People Meter」があります。

これは、専用のデバイスをモニター参加者に装着してもらい、モニター参加者が聴いているラジオ放送を自動的にモニターするもの。例えば、日中の間、どんなラジオ放送局を聴いていたか、など。レポートを紙に記入してもらう従来のものに比べて、より精度の高いデータ収集ができるとされています。また、「目標には届かなかったものの、データとして信頼できるもの」という報道がされているなど、従来型のモニターシステムからの移行がどのように進行するのかは、注目される点だと思います。

インターネットラジオMercoraがSocial.fmへ改名

Saturday, September 15th, 2007 by Nobuko Fujieda

最近、しばらく話題を聞く機会が無かったインターネットラジオ「Mercora」が「Social.FM」と名称変更しました
同サービスは、ユーザー間の音楽共有など音楽を通じてのソーシャルネットワーキング的なサービスを提供。昨年からは携帯電話用のサービスも始めています。

ちなみに、「Social.fm Mobile(Mercora M)」として携帯電話向け音楽サービスが説明されていました。

特徴には:

  • PCの音楽ライブラリに携帯電話からアクセス可能
  • 友だちの音楽コレクションにアクセス可能
  • デジタルラジオ100,000チャンネル鑑賞可能
  • 人気ポッドキャストにワンクリックでアクセスなど

登録は無料」とあるけれど、「Social.fm M」サイトには「15日間無料トライアル」とならび「月間$4.99ドル」の表記が見えます。

ちなみに、サイト内をクリックするとSocial.fmからMercora Mにリンクされていたりして、まだ、はっきりしない部分もあります。私が見た範囲での
アメリカ国内での対応携帯電話端末は:Windows Mobile 5.0とWindows Mobile 2003 SE対応端末10種類。アメリカ国外でも、欧州4ヶ国(UK、フランス、ドイツ、オランダ)でのサービス対応機種があがっています。

私の端末は対応機種では無いため、試してみることができませんでした。でも、GigaOm.comによれば携帯向けサービスのデモを見たかぎり「なかなかのもの」だそうです。米国内のインターネットラジオ分野は、著作権によって保護されている作品利用料金制度変更などが検討されている最中だけに、これからの動向が気になる部分です。

ちなみに、「Music Genome Project」としてスタートし、ユーザー間でのソーシャルな交流を図る要素を持つインターネットラジオサービス「Pandora」は、すでに米国通信事業者Sprintと携帯電話サービスにおいて提携。Social.fmは米国通信事業者との提携などはまだのようです。

「Goog-411(グーグルの音声番号案内)」試してみました。

Wednesday, September 12th, 2007 by Nobuko Fujieda

Googleが、携帯電話でも「Google AdWords」を数日以内にもスタートするという話があちこちで話題になっています。ところで、Googleのローカル検索を携帯電話から音声入力による検索方法で今日偶然試してみました。

モバイル用Googleサイトにアクセスしたところ「地元ビジネスを、タイプ入力ではなく話して探してみませんか?無料通話1-800-GOOG-411」というのが目に入りました。

今まで試してみたことがなかったので、興味半分で試してみることに。

青地に白文字でハイライトされている番号をクリックし、番号が正しいことを確認するクリック、そして、端末上の「コール」ボタンを押すと電話がつながりました。

「市名と州名をどうぞ」という録音メッセージ。でも、検索希望地域の郵便番号でも次へと進みます。

録音メッセージ:「どんなビジネスをお探しですか?」

私:「イタリアン」(あまり考えていなかなったのでとっさに思いついたキーワードを)。

そうすると、近所のイタリアンレストラン検索結果を教えてくれました。確かに、なじみのあるレストラン名がいくつか流れてきます。

検索結果で気に入ったものを指定すれば、そのままレストランへと電話をつないでくれそうです(この部分は、冷やかしで電話するというのは気が引けたので試していません)。

確かに1文字入力するのに3回ほど数字ボタンを押して入力する(例:アルファベットの「L」1文字を入力するために、数字ボタン「5」にわりあてられている3文字「JKL」から選択するため、など)のに比べれば、音声認識によるものはかなり直観的でラクな検索方法です。

今回は比較的静かな場所で接続状況もよかったという点から、ノイズが無かったのですが、もし、これらの状況が変わっていたら、結果がどうなのかはまだ分かりません。

また、運転中などタイプしにくい場合など、音声認識による検索は便利でしょうが、検索キーワードを声に出して検索することから、周囲の人に検索内容がわかってしまう、というのもありますね。今回は、当たり障りのないキーワードでしたが、果たして「ATM」などだったら、どうだったかな?

ところで、モバイルウェブ利用にあたっては、ブラウザーを開く前に具体的な目的があっても、いざ、ブラウザーを開くと「分かりにくい」、「めんどうくさい」など思うことがよくあります。それだけに、今回、Googleの音声入力によるローカルビジネス検索を利用してみて一番印象に残ったのは「Goog-411」というサービス目当てにモバイルブラウザーを開いた訳では無かったのに、同サービスに気付いたことでしょうか。

特に今回のように「どうやって、このサービスに行き着いたのかよく覚えていないけれど、『Goog-411』という音声認識技術を利用した検索サービスがあるのに気付いたこと」そして「思わず実際に検索してしまった」というのは、モバイルウェブ利用においてはすごいことではないか、と思います。

ユーザーが「思わず使ってしまった」と思うような利用に向けて、うまく誘導できる流れを作るというのはこれからユーザー層を広げていく上で重要な点だと思います。

さっき「Goog411」をGoogleで検索してみると、「Google Voice Loacal Search」ページで詳細が説明されていました。ちなみに「まだ実験的な段階」とのことです。

Kajeet、トウィーン層をターゲットにしたMVNO$36.8M調達

Tuesday, September 11th, 2007 by Nobuko Fujieda

Logo_Kajeet

トウィーン層(ティーンネージャー層と幼児期の中間にあたる年齢層)をターゲットにしたMVNOのKajeet$36.8M(3680万ドル)をシリーズBラウンドで調達

最近のMVNO関連はAmp’dの会社更生法申請Helioの100人規模の人員削減などの話題が目立ちました。それだけに、今回のKajeetの資金調達はちょっと意外な気もしました。

ところで、トウィーン層向けのモバイルサービスと言われて思い出されるのが「Firefly Mobile」。こちらは、トウィーン層向けの携帯電話端末を手がけていました。実際に、サンフランシスコ周辺の玩具販売店トイザラスで見かけた時期もあります。でも、結局、子供受けが悪い(「ホンモノの携帯電話じゃなくて、子供用のおもちゃっぽい」)、通信事業者各社が家族割引などのパッケージ商品を販売などから、消費者は他の家族メンバーと同じ会社のサービス利用を子供用に選択する傾向にある、それにFireflyは、独自にカスタマーサービスを提供などの点からコストがかさむなど、経営が難航。結局、2度めの資金調達ラウンドでは既存の投資家が新たな投資を行わなかったなどがありました。

Kajeetは独自の携帯電話端末を販売するのでは無い点でFireflyとは異なりますね。子供むけということで、保護者の人が利用時間や通話相手を管理できる「Kajeet Configurator」と呼ばれるシステムなどを提供。

他にMVNOと聞いて思い出されるのがプリペイド方式を採用した若者向けVrigin Mobile USAですね。こちらは、ユーザー数などはなかなか好調のようです。

また、アメリカではないですが、UKでは広告収入によるMVNOサービス「Blyk」が話題になっていましたが、こちらは同サイトに「サービスは2007年半ばにサービス開始」とあるものの、現状ははっきりしません。

これからも、ニッチ層をターゲットにしたMVNO各社の動向は注目しておきたい分野です。