» Archive for March, 2006

携帯電話決済とリアルのクレジットカードの連携

Friday, March 31st, 2006 by Nobuko Fujieda

Obopay

Logo_Obopay

Obopayは2005年にパロアルトでスタートしたモバイル決済の会社です。Obopayの特徴は事前に携帯電話端末にアプリケーション(現時点ではJavaベース)のダウンロードが必要、携帯電話での決済が可能になる他、サービス加入後にプリペイドマスターカードが発行され、通常のプリペイドマスターカードとして利用可能、カードを利用したATMでの現金引き出しができるなどです。同社のサイトはアクセス可能ですが、サービスの申し込みは4月からとなっています。サイトを見る限りでは若年層をターゲットにした小額決済を主に念頭に置いたサービスのように感じます。

携帯電話決済とリアルのクレジットカードを組み合わせ、若年層をターゲットにしたサービスが顧客早期獲得の手段になり得るのかどうかはとても興味深い点です。

携帯電話からテキストメッセージで支払いを

Thursday, March 30th, 2006 by Nobuko Fujieda

TextPayMe社

Logo_TextPayMe

アメリカでは携帯電話での決済システムに関する話題が最近にぎやかでした。以前このブログで取り上げたMobileLimeが複数のベンチャーキャピタルから投資を新たに受けたこと、PayPalのモバイルバージョンがスタートしたことなど。ちなみに今日ご紹介するTextPayMeはモバイルでの支払いをテキストメッセージで可能にするサービスを提供する会社。

アプリケーションをダウンロードする必要もなく、テキストメッセージ機能を備えた携帯電話端末であれば利用可能なサービスというのは魅力的です。利用方法も簡単。送金の場合、支払い金額と受け取り人の電話番号をTextPayMeのメールアドレスに送信。折り返しTextPayMeから掛かってくる確認電話に自分の暗証番号をタイプすることで送金を確認します。ちなみにTextPayMeサイトはとてもわかりやすく書かれていて好感がもてます。

ポッドキャストと携帯電話で新しいマーケティング

Monday, March 27th, 2006 by Nobuko Fujieda

Pod2Mob

Logo_Pod2Mob

Pod2Mobはロスアンジェルスにベースを置くモバイルポッドキャストのベンチャー企業。Pod2Mob社のアプリケーションを携帯端末にダウンロードすることでポッドキャストを楽しめるというサービス。サービスは無料。今日、2006年3月27付けのプレスリリースでポッドキャスト広告を取り入れることを発表しました。広告の種類としてはポッドキャストのはじめに流れる最大20秒の音声広告や画像による広告など。自動化された機能を利用することで広告出稿から24時間以内で広告がポッドキャストに組み込まれることが可能になるなどの内容がリリースされています。

純粋なプル型のメディアであるポッドキャストの特性と宣伝/広告を携帯電話端末上で融合させた新しいマーケティング手法。これからユーザー/広告主からどのように評価されるのか注目の分野です。

気になる情報に携帯電話からその場でアクセス

Friday, March 24th, 2006 by Nobuko Fujieda

Mozes

Logo_Mozes

Mozesは外出先などでふと気になった情報にその場でアクセスできるようにするサービス。外出先で聞いた音楽が気になったけど名前がわからない。書店で目にとまった本の書評を知りたい。という経験を持つ人は多いはず。Mozesのサービス例として、1)書店で気になった本のISBN番号をMozesにテキストメッセージしてアマゾンの書評にアクセス。その場で購入しないことにした場合にはアマゾンの該当ページを携帯電話上に保存。2)ラジオで気になる音楽を聞いた場合に、ラジオ局の名前を携帯電話からテキストメッセージすることで楽曲名、アーティスト名が調べられるほか、iTunesで購入できるようにその楽曲へのリンクが表示される。などが上げられています。

自分の持つ情報を他の人とシェアするといったソーシャルな部分も持つMozes。広告主の既存の広告媒体とモバイル広告をスムーズに連携化するのにも有効な手段になりそうです。

カラオケで着信音、呼び出し音

Thursday, March 23rd, 2006 by Nobuko Fujieda

InterOP Technologies

Logo_InterOPTechnologies

InterOP TechnologiesはMMS(マルチメディアメッセージサービス)、SMS(ショートメッセージサービス)などを提供している会社。「着信音、呼び出し音メロディをカラオケで。」をコンセプトにした“Karaoke TONES”サービスを開発しました。ユーザーは好きな歌をウェブサイトのリストの中から選択。携帯電話をマイク代わりにカラオケするというもの。録音されたカラオケはKaraoke TONESのサーバーに保管され、希望するユーザーに提供されます。(デモはここ)

有名人の事前録音したメッセージを着信音、呼び出し音に利用したマーケティングキャンペーンは日本でもありました。Karaoke TONESとソーシャルネットワーキングの一部、例えばユーザーのプロフィールの一部として提供する、ユーザーのバンドのプロモーションに使うなど、他のサービスと組み合わせたキャンペーンが行えれば、サービスとして面白いかもしれません。

でも、個人的には他の人が歌ったカラオケを自分の携帯電話の着信音にするのはためらってしまいそうです。

テレビと携帯電話で新しいかたちのゲーム

Wednesday, March 22nd, 2006 by Nobuko Fujieda

AirPlay

Logo_AirPlay

AirPlayはテレビ番組と携帯電話を組み合わせたゲームを提案する会社。サンフランシスコに本社を置き、Tivoの社長を務めたこともあるMorgan Guenther氏がCEOとして率いる会社です。

アメリカでの人気テレビ番組“American Idol”は携帯電話のテキストメッセージを利用して、視聴者の投票を番組に反映した携帯電話利用と視聴者参加型テレビ番組を連動させたマーケティングの代表的な成功例です。AirPlayはスポーツ鑑賞をしているユーザーがリアルタイムで勝敗を予想したり、番組を見ている他の視聴者とプレイを予想するなどソーシャルな要素も取り入れたスポーツ番組を始めクイズ番組なども手がける予定です。サービスのスタートは今秋予定。AirPlayはQualcommRedpoint Venturesから400万ドルの投資を受けています。

5月3日から4日にかけてサンホゼで開催されるWireless Venturesサイト上にプレゼンターの一社としてAirPlay Networkの名前があがっており参加者の注目を集めそうです。

一つのモバイルコンテンツプラットフォームで多様なメディアタイプをサポート

Tuesday, March 21st, 2006 by Nobuko Fujieda

Mobilitec

Logo_Mobilitec

カリフォルニアに本社を置くMobilitecはモバイルソフトウェアを開発する会社。Mobilitecのコンテンツプラットフォームはことなるメディアタイプ、例えば、着信音メロディ、ゲーム、音楽、ビデオ、テレビなどを一つのコンテンツプラットフォームでサポートすることを可能にします。そのため、コンテンツマネジメントを簡単に、市場での販路拡大を推進するとしています。
モバイルコンテンツの抱える大きな課題として、コンテンツを実際のユーザーに届けるまでにさまざまな異なる規準をクリアしなければいけない点があります。例えば、キャリアや携帯端末によってのサポートする技術がちがう、などです。そのため、ユーザーの使用している携帯電話端末上で実際にダウンロードでき、利用できるコンテンツをユーザーに届けるというのは単純なようで複雑な課題になりがちです。Mobilitecのシステムを利用した一例として、ダウンロードに関したエラーが70%から2%へと軽減されたいう例が報告されています。

これから増加の一途をたどるモバイル端末とコンテンツの種類と数に対し、ユーザーが快適にダウンロード、利用できるコンテンツを素早く提供するのはモバイルコンテンツに関わる事業すべての課題になりそうです。

モバイルエンターテイメントコンテンツを手がける

Monday, March 20th, 2006 by Nobuko Fujieda

kargo

Logo_Kargo

Kargoは1999年にスタート、ニューヨークに基盤を置くモバイルエンターテイメントを手がける会社。有名雑誌(TV Guide誌、US Weekly Magazine誌など)のモバイルサイト化、着信音メロディや待ち受け画面などを制作販売しています。今年からはモバイルゲームポータルサイトも始める予定になっています。

着信メロディ、待ち受け画面、モバイルゲームなどのモバイルエンターテイメントは競争の激しいモバイルコンテンツの中でもその代表格といえるでしょう。サイト上で、もう少し具体的な情報、例えばデモページや技術的な詳細情報を公開して競合他社との差別化を具体的に見せて欲しいと思います。

携帯電話からの写真投稿ゲームとコミュニティ

Friday, March 17th, 2006 by Nobuko Fujieda

ispott

Logo_ispott

Genuine Creations社のispottは出題されたテーマにそった写真を携帯電話のカメラから撮影、投稿するユーザー参加型のゲーム。ユーザーごとに投稿した写真の数、テーマ出題から投稿までの所要時間などを基にポイントが与えられ、ポイント数にもとづいて勝敗が決められます。勝者には賞品(多くは賞品券など)が贈られるというサービス。参加するには登録が必要ですが、登録/参加とも無料。登録ユーザーはテーマ出題の際に携帯電話でお知らせが受信できます。ゲームにはユーザーから投稿された写真にコメントが付けられるなどのコミュニティ要素も含まれています。私が見た際の最新のテーマは「おもしろい顔、へんな顔」でゲーム開始が3月16の午後4:35、終了が午後5:20と約1時間。ゲーム時間の短さもゲームを活気づける一つの要素かもしれません。

このようなユーザー参加型のゲームは他社のマーケティングに活用できる可能性もあるのでは、と思います。例えば自動車関係等の会社が「街で我が社の新モデル某タイプ見たら写真を撮って送って下さい。1台ごとに違う場所、時間であることが必須です。。。」などの形でテーマ出題を可能にするなど。

ispottサイトを見る限りでは収益確保の方法があきらかではないのですがβ版ということもあり、どのような形で収益をあげる予定(広告掲載など)またはそれ以外の可能性(他社による買収など)を考えているのかどうかは興味深い点です。

写真モブログとソーシャルネットワーキングを組み合わせる。

Thursday, March 16th, 2006 by Nobuko Fujieda

textamerica

Logo_TextAmerica

先日取り上げたShozuの中で触れたtextamerica。携帯電話で撮影した写真やビデオをユーザーのモブログサイトに簡単にアップロード、モブログサイトを通じたコミュニティでのユーザーのソーシャルネットワーキングを可能にします。ユーザーは個々のプロファイルを設定したり、共通の興味を持つユーザーが集まるコミュニティに参加できます。携帯電話で撮影する画像、動画が持つ即時制をうまくとらえたモブログとソーシャルネットの組み合わせた分野に参入する企業が増える中でどのようにユーザーの支持を獲得、維持するのかは技術的な使いやすさ、ソーシャルネットワーキングの広がりが大きな要素になりそうです。