インドではMVNOが禁止されているというのも意外でした。そこへヴァージン・モバイル(Virgin Mobile)がインド進出するというのでちょっと驚きました。もっとも、インド国内の携帯電話市場が成熟するにつれMVNOに対する姿勢もよりオープンなものへとなりつつある兆しがあるようです。
今回、ヴァージン・モバイル社はインドのタタ(Tata Teleservices)とブランドフランチャイズという形式で契約。通常のMVNOサービスプロバイダーが担当する利用者の管理や請求面などの部分に、ヴァージンは関与しないとされています。また、「通話時間契約などもなく、インフラ投資、規制機関の承認を取り付けるのもタタ( Tata Teleservices managing director Anil Sardana氏)」。
タタは今後も大衆市場向けには自社の「Tata Indicom」ブランドを利用。14才から25才を中心とするターゲット層に向けてVirgin Mobileブランドのサービスを重点的に提供。タタからヴァージン・モバイルへはVirgin Mobile利用者としてサインアップしたユーザーごとに料金が支払われるようです。
同ブランドはインド国内50都市でサービス開始。年末までには1,000以上の都市へとサービス拡大を目指す予定。
インドの通信事業者各社は好調で、1月には契約者数877万増、トータル契約者数2億4240万を記録。タタ社(Tata Teleservices)の1月末時点の契約者数は2254万、マーケットシェアにして9.3%。
インドにおける14才から25才という年齢層は、今後3年間でおよそ5000万の新契約者数に結びつく人口層とみられており、同ベンチャーはこれら該当年齢層の10%、契約者数500万、売上げUS$87.6億ドル獲得を2011年までに目指すとされています。
ちなみに、ヴァージン・モバイルとタタの契約はインド国内のCDMA方式採用の通信事業者としては独占契約であるものの、完全な独占契約ではなく、ヴァージン・モバイルはすでにインド国内のその他GSM方式採用サービス企業と更なる契約を目指して検討を進めているそうです。
インドの無線通信事業者(出典LightReading.comより一部抜粋、2008年1月31日現在)
| 企業名 |
通信方式 |
契約者数(万単位) |
| Bharti Airtel |
GSM |
5742 |
| Vodafone Essar |
GSM |
4115 |
| BSNL |
GSM |
3799 |
| Reliance Communications |
CDMA |
3704 |
| Tata Teleservices |
CDMA |
2254 |
| IDEA Cellular |
GSM |
2195 |
| Aircel |
GSM |
993 |
| Reliance Telecom |
GSM |
600 |
| Spice Telecom |
GSM |
394 |
| MTNL |
GSM |
328 |
| BPL Mobile |
GSM |
126 |
| HFCL Infotel |
CDMA |
27 |
| Shyam Telelink |
CDMA |
10 |